呼吸で身体へアプローチ
クライアントのYさんは年に数回やってしまうぎっくり腰、慢性的な腰痛などを抱えられているデスクワーカーです。
パーソナルトレーニングをはじめてから徐々に腰の調子もよくなってきてはいましたが、仕事の疲れなどがたまるとやはりぎっくり腰が出てしまっていました。
痛みやぎっくり腰の頻度は減ってもやはり繰り返してしまうため、根本的な身体の改善が必要と判断し、まずは正しい呼吸を覚えていただき姿勢の改善や身体の使い方、あるゆる事に対して感じるというスキルを身につけてもらうプログラムを行っています。
Yさんの姿勢で最初に気になったのは左胸郭のリブフレア(胸郭が開いた状態)でした。
そこで最初はリブフレアを修正していくことを目標にしました。
呼吸プログラム介入後慢性的な腰背部の痛みはだいぶ減ってきているようでトレーナーとしても一安心です。
写真は横隔膜、左内腹斜筋、左腹横筋、左半腱様筋、左半膜様筋、左大内転筋、左踵の感覚入力あたりにアプローチしています。
※ご本人に写真の使用許可は頂いております。
人は一日に約2万回ほど呼吸をするといわれています。
呼吸で筋肉が伸び縮みを繰り返します。
例えば首が痛くなる間違ったクランチを2万回行うなんて考えられません。
呼吸も同様です。
間違った呼吸を2万回繰り返すとどうなるか…。
姿勢不良を起こしたり、運動パフォーマンスが低下したり、膝や腰、股関節に痛みが出たり、自律神経が不安定になる事だってあります。
呼吸も運動です。
生まれてから死ぬまで休むことなく行い続ける運動です。
ヨガの呼吸、ピラティスの呼吸etc...
呼吸法は沢山ありますが、まずは生まれたばかりの赤ちゃんのように何も考えずに行うリラックスした呼吸をしてみませんか。
今一度自分の呼吸をみなおしていただければ幸いです。